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子育て世帯のパパが社会を生きていくブログ

全ての貯蓄型保険は入ると損をする?

あなたは将来に備えてお金を貯めるとき、どのように貯めていきますか?

 

個人年金に入ろうかな?学資保険がいいかな?特殊養老保険がいいんじゃないか?いやいや終身保険に入ろうよ。

 

これらの貯蓄型保険は全て、入ると必ず損をしてしまいます。

 

子育て世帯のパパである私が調べて考えた結果をお伝えします。

 

なぜ損をするの?

大きな理由は以下の2点です。

  1. 積立額の1/4を保険会社にプレゼントしている。
  2. 解約返戻金には税金がかかる。

 

1.積立額の1/4を保険会社にプレゼントしている。

利率3%の貯蓄型保険に加入して30年間まじめに毎月2万円を払い続け、ようやく満期になりました。元本の120%である864万円の解約返戻金が戻ってきて、大満足です。(図1)


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図1 元本と返戻金

 

本当にそうでしょうか?

 

本来、利率3%で毎月2万円を積み立てた場合、元本2×12×30=720万円に対して、162%の1161.8万円に増えて返ってくるはずです。(図2)


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図2 3%運用

 

なぜ解約返戻金は300万円少ないのでしょうか?

 

ここで、図3にさらに1.5万円貯金を追加で図示してみます。元本と3%運用の関係と、1.5万円貯金と返戻金の関係は何だか似ています。


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図3 1.5万円貯金を追記

 

どうやら、保険会社は積立金の2万円から、5千円を抜き取って、1.5万円で運用しているように見えます。

 

では、抜き取られた5千円はどこに行くのでしょうか?

 

貯蓄型保険には貯蓄以外の機能として、生命保険やその他付帯サービスが付いています。

ここに利用されるようです。

本来は2万円の積立をしたいにも関わらず、無理やり必要のない生命保険に5千円で加入させられているのです。

 

2.解約返戻金には税金がかかる。

解約返戻金を受け取ると、所得税と住民税が課されます。

 

年収500万円の人が1000万円を一括で受け取ると、その年の年収は1500万円と判断されます。所得税累進課税なので、所得が増えると税率が高くなります。

 

年収500万円の方は所得税と住民税を合わせても40万円程度ですが、

年収が1500万円になると、所得税と住民税合わせて320万円程度です。

約280万円だけ税金が増えます。

 

この保険では、返戻金864万-元本720万=144万円の儲けがありますが、増えたお金より、税金で引かれるお金の方が大きいですね。

 

これでは何も考えずに貯金をした方がお得です。

 

結局貯金しかないのか?

私は、NISAやideco(or 確定拠出年金)等を使って、自分で運用することで上述の問題を解決することにしました。

 

今回はここまで